降りしきる雨の光景はまだ記憶に新しい。









「フン・・少しは出来るようだな、小僧」


「小僧ではない!俺は源義経」




それが最初の出会いだった。







思えば


奴は決して俺の名を呼ぶことはなかった。

俺のことをただ「小僧」としか呼ばない。




それが何故か無性に悔しくて。





奴に自分を認めさせたくて。











気が付けば惹かれていた。







鬼神と恐れられたあの男に。









「呂布・・・」











いつになれば






彼は俺の名を呼ぶのだろう。










END






突発的に呂布←義経なものを・・。
義経独白。めっちゃ短い。思ったことをそのまま書きました。
・・ホント、いつになったら「義経」って呼んでくれるのか。